ONI – SETSUBUN 2

こんにちは。久しぶりの投稿になりました。この冬は日本はとても寒いようですが、日本だけではなくオアハカも例年よりも寒い日が多いように感じます。

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今年もきれいに咲き誇るアルボルデプリマベラ(春の花)ことTabebuiaの木

さて、そんな寒空の続いていたオアハカでなんと今年もオアハカに住んでいる日本人女子による展覧会が開催される運びとなりました。去年は友だちのギャラリーに招待してもらって開催させてもらい、てっきり一回ぽっきりのお祭りのようなイベントになると思っていたところ「今年もしませんか?」とメンバーのみさよさんに声をかけてもらったのです。

今年はみさよさんが所属するBurro Pressという工房で開催させてらもうことになりました。ここ1年の間にも、オアハカにはどんどん新しい版画やアートのギャラリー兼工房がふえています。オアハカの版画の工房をスタンプラリー形式でめぐる”Pasaporte(パサポルテ・パスポート)”の参加工房も10から13へと増えました。新しい工房が乱立期だった頃はスペースにプレス機があって、参加アーティストの作品が壁に並べられているというスタイルでしたが、最近は初期にできた工房たちのそれぞれの特色がより出てきたと感じます。とりあえず自分たちのスペースを、という時期を経て経営していく中でその工房らしいインテリアや家具をそろえたり、よりよい作業場へとパワーアップしているのが今日この頃のオアハカの版画工房事情です。とはいえ、いろんなところに足を運んでいるわけではないので詳しくはわからないのですが、あくまでも客観的に見た印象はそんな感じです。だから、オアハカに来たらこのパサポルテでアートウォークを楽しむのがおすすめです。私も今新しくなったパサポルテをもって工房を訪ねています。

さて、展示の話。

今年の展示名はONI、サブタイトルをSetsubun vol.2としました。今年も鬼のお面を作って来場者に配ろうということになり、鬼のお面の作品を1点出しました。

そしてポスターを担当させてもらい、出来上がったのがこちら。IMG_4369.jpg

いいのができたと思います。(自分で言うか。笑)今までのポスター作りと大きく変わったのは、フォントの数をめちゃくちゃたくさん使ったということです。これは、活版印刷工房のマエストロの影響です。マエストロはいろいろなフォントを使うのが好きで、それがうまく混ざり合ったときめちゃくちゃかっこいいポスターになるというのをたくさん見せてもらいました。それで必然的にいろいろなフォントを組み合わせてみたくなったのだと思います。

今年も寿司とお面を用意することになったのですが、食べ物はほかのメンバーに任せ切りになってしまうので私は節分とは何ぞやを記したリーフレットを作成しました。せっかくたくさん刷るチャンスなのでシルクスクリーンでタイトルを刷りました。紙がくるりんとなってしまったのは蛍光ピンクが水性インクだからだと思います。黒い部分は油性のインクです。いつもよりも薄めにインクを溶きました。前はインクの缶から出したのを使っていたのですが、先日友だちにシルクスクリーンの印刷を手伝ってもらったときにその作業を見ていると、どうやらその方法は間違っていたようでした。どうりですぐにインクが固まってたくさん刷れないと思っていました。やっぱりちゃんとプロの作業を見るのは大切だとつくづく感じます。ていねいな準備は裏を返すと、いざ作業をする段になった時に無駄がなく効率よくできるということです。

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当日、作品を展示したりなどの準備でしたが、一面だけ開けてくれると聞いていたのにふたを開けたら1部屋を丸ごと開けてくれていました。今年は昨年の第一回よりも展示する作品の数も多いし、そして大きい作品もあったのであんなふうにゆったりとスペースを開けてくれたのは本当にありがたい限りです。額も貸し出してもらえて、本当におんぶにだっことはこのことです。普段彼らが展示している作品をおろし、くぎを抜いている途中に凹っと壁が剥がれ落ちて、えらいこっちゃ、と思いきや奥からセメントが出てきてささっと直してしまうあたり、さすがメヒコ人。機動力と不意のトラブルに対する対処能力が高いです。

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さあ、いよいよ準備OKであとはオープニングの時間を迎えるのみ。どれくらいの人が来てくれるかわからないのでどきどきする瞬間です。

寿司、お面、豆まき。ザ・節分。

節分のことを日本にいるよりも考えたかもしれません。特に、お面を作るときに節分ってなんなのさ、と考えました。鬼とは、病気や災害などのわざわいを具現化したものですが、私たちの中に潜む自分自身のcraziness(狂気)であるとか、なにかextreme(極端な、過激な)な部分だと今年の私は位置づけました。つまり鬼の根源は自分自身にあり、できれば出ていってほしいな、いや、今日を限りに出ていけよ、という気持ちで作りました。(そして、その写真がない……。)

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ふたを開けてみると、たくさんの人に来ていただきました。用意した食べ物もあっという間になくなり、大盛況。来てくださった方、サポートしてくれたBurro Pressのメンバー、そして今年も無事に一緒に展示をすることができたメンバーの日本人の女の子たちにありがとうを伝えたいと思います。

>>以下は展示した作品の一部

昨年よりも大きな作品を作ることができたことが自分の中ではとても大きな一歩だと思います。大きいのは私には無理やろうなぁ、と思っていたのですが夢中で大きな版にした絵を描き、そして彫りました。それは、予想していたよりもずっと楽しい作業でした。(一番下の作品が一番大きくて紙の大きさが55cm x 79cmくらいあります。)そして、オープニングのおわりごろに「あの作品を作ったのは君かい?」と知らない人が話しかけてくれたことが本当にどきどきする瞬間でした。

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“inside of inside of inside of inside of me”
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“equipo de gemelos”

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